(写真:FASHIONSNAP)

　「アンダーアーマー（UNDER ARMOUR）」が、現CEO（最高経営責任者）のステファニー・リナーツ（Stephanie Linnartz）氏が退任し、4月1日付で同社創業者で初代CEOのケビン・プランク（Kevin Plank）氏が再登板すると発表した。約1年で職を退くことになったリナーツ氏の退任理由は公表されておらず、4月30日までは顧問として会社に留まるとしている。

　リナーツ氏は、アメリカでホテル事業を展開するマリオット・インターナショナルで幹部職を歴任し、2021年には同社の代表取締役に就任。同年に米経済誌「フォーブス（Forbes）」が発表したCEOランキング「Forbes CEO Next 2021」に選出された。2023年2月から前任のパトリック・フリスク（Patrik Frisk）氏に代わりアンダーアーマーのCEOを務めてきた。 　プランク氏は、1996年にアンダーアーマーを設立。ブランドの設立当初から2019年までCEOを務め、2020年からは執行会長兼ブランドチーフの役職に就いていた。今回のCEO再登板に際し、プランク氏は「チームを代表して、ステファニーのアンダーアーマーへの貢献に感謝します。彼女の今後の成功を祈っています」とコメントしている。