レスター就任のファン・ニステルローイ(C)Getty Images

レスター・シティは、ルート・ファン・ニステルローイ監督の就任を発表した。 昨シーズンのイングランド2部チャンピオンシップを制して1年でプレミアリーグに復帰したレスター。しかし、チームを2部優勝に導いたエンツォ・マレスカ監督がチェルシーに引き抜かれて、スティーヴ・クーパー監督を招聘した。そんなチームは、今シーズン開幕から低迷して白星を挙げるまでに7試合を要し、さらに直近のリーグ戦4試合で1分け3敗と調子が上がらない。 先週末にホームでマレスカ監督率いるチェルシーに1-2で敗れて降格圏と勝ち点1差の16位に沈むレスターは、24日にクーパー監督の解任を発表。ファーストチームコーチのベン・ドーソン氏がチームを暫定的に指揮する傍らで新指揮官探しを開始していた。 そして29日、レスターはファン・ニステルローイ監督の就任を発表。両者は2027年夏までの2年半余りの契約で合意した。ただし、同指揮官は30日のブレントフォード戦で指揮することはなく、スタンドから観戦するのみで、翌12月1日から正式にチームを率いることになる。 新たにレスターを指揮することになったファン・ニステルローイ監督は「誇りに思うし、楽しみにしている。レスター・シティ・フットボールクラブについて話をした誰もが熱狂的だ。近年のクラブの歴史は印象的だ。ここで仕事を始め、全員のことを知り、このフットボールクラブのために全力を出すことを楽しみにしている」と意気込みを語った。 現役時代にマンチェスター・Uやレアル・マドリーでプレーした元オランダ代表FWファン・ニステルローイ監督は、現役引退後にコーチングキャリアを開始。PSVで2022年夏から1年間指揮を執り、今シーズンからはマンチェスター・Uでエリック・テン・ハーグ監督のアシスタントに就任。同指揮官が解任された後には公式戦4試合でチームを指揮し、ルベン・アモリム監督の就任に伴い退団していた。