ラディウス、デザインも音質も “革新的” な骨伝導完全ワイヤレス「Beethoven」を一般販売開始
ラディウスは、周囲の環境音を聞き取りながら音楽を楽しめる “ながら聴き” 完全ワイヤレス骨伝導イヤホン「HP-B100BT Beethoven(ベートーヴェン)」を、9月13日(金)に発売する。価格は33,000円(税込)。カラーバリエーションはブルーグレー/ブラックの2色。 昨年12月にクラウドファンディングを実施し、約2,000万円の支援額を集めた製品が一般販売を開始する格好となる。 完全ワイヤレスイヤホンのストレスフリーな装着感と、耳をふさがない骨伝導方式による “ながら聴き” スタイル、さらに骨伝導方式の常識を覆す高音質を兼ね備えたとするモデル。モデル名は、若くして聴覚に障害を負ったため、口に咥えたタクトをピアノに押し当てることで、顎の骨を通じてピアノの音を聴いていたとされる作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンから名付けられている。 ハウジングから伸びるリングパーツが耳のくぼみ(耳甲介)にフィットし、浮遊した骨伝導ドライバーユニットの音を効率よく聴覚器官に伝える独自構造「リングフィットボーンコンダクション」を採用。空気の振動によって伝わる周囲の環境音を邪魔することなく、自然なリスニングが楽しめるとする。 ドライバーユニットは、世界初の骨伝導イヤホンマイクや骨伝導携帯電話の開発などで知られるテムコジャパンが手掛ける、14mm「ダイナミック型ハイブリッド骨伝導ドライバー」を搭載する。中低音域をリングパーツから骨を通じて伝達するだけでなく、音の質感を決定づける高音域を空気振動によって伝達するハイブリッド方式を採用。 ラディウスが長年培ってきた高音質イヤホン開発のノウハウを掛け合わせることで、「骨伝導イヤホンとは思えないほどのクリアさと迫力があり、優れたステレオ感を有する音楽のリスニングに特化した高次元のサウンドに到達」したと謳っている。 同時に、ながら聴きイヤホンの課題である音漏れを抑制する技術「リバーサルフェーズアンチリーク」を装備。ドライバー背面から漏れだす空気振動と、ドライバー前面(耳側)から回り込んできた空気振動がぶつかることで、アクティブノイズキャンセリングの要領で互いに打ち消し合い、音漏れを最小限に抑えるという。 装着面では、リングパーツとシリコン製イヤーフックで耳に固定する「フローティングフィットシステム」を採用。リングパーツが耳のくぼみに収まり、チタン製形状記憶ワイヤーを内蔵するイヤーフックが耳の外側に柔軟に沿うことで、締めつけ感の無い軽快なフィットを実現したとする。リングパーツには着脱式のシリコン製イヤーピースを装着でき、S/M/Lの3サイズが付属する。 左右のハウジングにはそれぞれマイクを2基ずつ内蔵。音を拾う範囲に指向性を持たせるビームフォーミング技術と、人の声と環境音を識別するAI技術を組み合わせた「AIコールノイズリダクション」により、通話相手にストレスを与えないクリアな音声通話が可能だとしている。 Bluetoothバージョン5.3に準拠し、コーデックはAAC/SBCをサポート。2台のデバイスと同時ペアリングしスムーズに切り替えられるマルチポイントにも対応する。連続再生時間は、イヤホン単体で最長約5時間、充電ケース併用で約17.5時間。5分の充電で約1時間再生が可能な急速充電に対応する。ほか、IPX4等級の防滴性を備える。
編集部:成藤 正宣