4年ぶりのリーグ・アン制覇も視界に。コバチ流が浸透したモナコの覚醒
上位進出へと導く〝伏線〞はプレシーズンの小さな革命
選手を特別扱いしないコバチ監督(手前)の起用法が競争を生み、チームを活性化。とくに攻撃陣はパリSGに次ぐ70得点をマーク。(C)Getty Images
モナコの覚醒が著しい。とりわけ攻撃力は凄まじく、4シーズンぶりのリーグ・アン制覇も視界に入ってきた。就任1年目のニコ・コバチ監督はどのようなスタイルを浸透させ、誰がその立役者となっているのだろうか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2021年4月15日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 首位争いが近年稀に見るほど熾烈になっているリーグ・アンで、頂点も視界に入ってきたのがASモナコだ。30節を終えた現時点で、勝点63のパリ・サンジェルマンが首位に立ち、得失点の差で2位のリール、勝点60で3位のリヨンが追い、モナコは勝点59で首位とは勝点4差につけている(編集部・注/33節終了現在、勝点70のリールが首位に立ち、勝点69のパリSGが2位に後退、勝点68のモナコが3位、追い抜かれたリヨンは勝点67
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