「会場がゲロまみれに」…トライアスロン会場・セーヌ川のあまりの汚さにフランス人記者が絶句
「市長が泳いで水質改善をアピールしてたけど、僕たちの感覚からすれば到底泳ぐ気にはなれないよ。前日に雨なんか降ってしまったら、水はさらに汚くなる。スイムからバイクに切り替わるタイミングで、会場がゲロまみれにならなきゃいいけどね(笑)」 「焼き肉から〝夜練〟」宮田笙子飲酒問題で再燃しそうなナショナルトレーニングセンターの選手至上主義 パリ五輪開幕直後の7月28日、エッフェル塔周辺を歩いていたフランス人ジャーナリストは、7月30日に行われるトライアスロンの会場となるセーヌ川について本誌記者にそう語った。 「セーヌ川の汚さは有名で、専門家によると水中には道頓堀川の4倍もの大腸菌がいると言います。さらに、前日に雨が降るとその数値は12倍にもなるという可能性が指摘されているのです」(全国紙記者) 本誌記者が河辺を訪れた日も、川の色は真緑。関西の人ならばたしかに道頓堀川を、関東の人ならば総武線の車窓から見える神田川を想像するとイメージが掴みやすいかもしれない。 「水質を改善するため、パリ市は約2000億円もの大金を投じたのですが、ほとんど改善が見られない。しかも開会式とその翌日は雨だったので、選手たちが泳ぐこととなる30日のセーヌ川の大腸菌量はとてつもないことになるでしょうね……」(同前) 実際、28日に予定されていたトライアスロンのスイム練習は、水質悪化を理由に中止された。 「選手の健康を最優先に考えた結果からの判断だというけれど、健康を考えるのならば、そもそもこんなに汚れた川を会場に選ばなければよかったんだ。フランス人って見栄っ張りだから、『セーヌ川でやったらクールだな』って思ったら絶対に譲らないんだ。先に結論を決めて、なんとか帳尻を合わせる。それがいいほうに転ぶこともよくあるんだけど、今回はさすがに擁護できないね」(前出・フランス人ジャーナリスト) オリンピアンたちはこの川を、1.5kmも泳ぐ。出場した全員が健康なまま完走できればいいが……。
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