逃亡直前のゴーン被告と面会 郷原弁護士が会見(全文1)検察判断は正しかったのか
元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士は22日午前、日本外国特派員協会(東京・千代田区)で記者会見を行った。郷原弁護士は昨年11月から12月にかけて、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告に5回面会している。 【動画】逃亡直前のゴーン被告が語ったこととは 郷原弁護士が会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「逃亡直前のゴーン被告が語ったこととは 郷原弁護士が会見(2020年1月22日)」に対応しております。 ◇ ◇
昨年11月からインタビューを開始
司会:今日はすみません、ちょっと時間もあれなので、英語のほうの通訳は割愛させていただいて、日本語で質問とかあったときに、郷原さんの日本語を英語にします。それから日本語の質問も英語にしますが、英語はもう今日はそのままでいかせていただきます。では、郷原さん、よろしくお願いします。 郷原:ご紹介いただいた郷原です。よろしくお願いいたします。私の経歴と、2枚目のゴーン氏事件での発言、発信については、今、神保さんからご紹介いただきましたので基本的には省略しますが、2点だけ付け加えておきます。 私は、23年間検察官として勤務したのち、弁護士として活動しておりますが、検察の在り方の議論をずっと続けてきました。その間、2010年には法務省の検察の在り方検討会議の委員にも加わりました。ゴーン氏の事件については、これまでゴーン氏の逮捕以降、Yahoo!ニュース、ブログなどでの個人見解の発信を続けてきました。私はゴーン氏の弁護人、代理人などは一切受任したことはありません。私はあくまで客観的かつ中立的な立場からこの問題を論じてきました。 昨年11月にそういう立場からゴーン氏のインタビューを開始いたしました。そのインタビューの内容も含めた著書を、事件を客観的に論評する著書を今年の4月に出版予定でしたが、ゴーン氏のレバノンへの不法出国によって出版計画は白紙になりました。1月の中旬にゴーン氏と連絡が取れ、インタビューの内容は私のほうで自由に使っていいと、という了承が取れましたので、1月の20日からこのインタビューを行っていた事実とその内容の一部を公表いたしました。