西岡良仁、フランスの新星に27本のエース決められウィンブルドン初の3回戦進出ならず[ウィンブルドン]【テニス】
西岡良仁、相手のビッグサーブを打開できずストレートで敗戦。3回戦進出ならず
現地7月4日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)男子シングルス2回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク90位)は、ラッキールーザーで本戦入りしたジョバンニ・ムペシ・ペリカール(フランス/同58位)に4-6、1-6、2-6で敗れ、同大会初の3回戦進出とはならなかった。 【画像】錦織圭ら日本人男子3名が出場「ウィンブルドン」男子シングルス組み合わせ 今季前半戦はなかなか勝利を挙げることができずに苦戦していた28歳の西岡。だが、今大会の前哨戦「ロスシー国際」(イギリス・イーストボーン/ATP250)では、予選を突破し勝ち進むと、今季初となる8強入りを果たしている。 最高成績は2021年の2回戦となっている「ウィンブルドン」は4年連続7度目の出場。今大会初戦では、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/同50位)を6-2、7-6(6)、2-6、6-3で下し、昨年の全仏オープン以来のグランドスラム2回戦に進んだ。 2回戦の相手となったのは、第20シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同21位)との1回戦で51本のエースを奪い、フルセットでグランドスラム本戦初勝利を挙げたムペシ・ペリカール。 第1セットでは、ストローク戦で粘りながらポイントを重ねていた西岡だが、互いにサービスキープを続けて迎えた第10ゲームでブレークを許して4-6でセットを失う。第2セットでも第1ゲームでのチャンスを逃すと、直後のピンチを防ぎきれず。ムペシ・ペリカールを勢いに乗らせてしまい、西岡は挽回できないまま1-6で2セットダウンとなった。 一矢報いたいところだったが、2セットアップとして余裕が生まれたムペシ・ペリカールが強引に攻め込む場面も見られ、2ブレークを許して2-6。27本のサービスエースを奪われ、相手のビッグサーブを打開することができないままストレートで敗れ、ウィンブルドンで初の3回戦進出とはならなった。 グランドスラム本戦初勝利から勢いに乗るフランスの新星、ムペシ・ペリカールは3回戦でエミル・ルースブオリ(フィンランド/同87位)と対戦。ルースブオリは、2回戦で第11シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同11位)を7-6(6)、7-6(10)、3-6、6-3で下している。
Tennis Classic 編集部