2024年の恋愛トレンドは“複数恋愛”? 3人1組の恋愛「スラプル」が急増している理由を専門家が徹底分析
未知の世界に飛び込んでみたいなら、飛び込んで
ライト氏とピンカス氏の話では、スラプルは間違っても一番ラクな関係じゃないけれど、非常に充実した関係に発展することもある。興味がある人はまず、ポリアモリーの交流会やエシカル・ノンモノガミーのワークショップ、ジャネット・W・ハーディー著の『The Ethical Slut』やトリスタン・タオルミノ著の『Opening Up: A Guide to Creating and Sustaining Open Relationships』といった本でポリアモリーの知識を身に付けよう。 ピンカス氏によると、スラプルの初期段階で起こり得る“典型的な”失敗についても先に学んでおくといい。例えば、新しいパートナーに集中しすぎて、既存のパートナーをないがしろにしてしまうというのは、スラプルによくある問題。 そして、コミュニケーションは強い絆で結ばれた健全な関係を築くカギ。「交際を始める前に、アフターケアのプランを立てておきましょう」とピンカス氏。「パートナーが自分抜きで誰かとデートをしたあとや、自分とパートナーが一緒に誰かとデートをしたあとに、どうやってお互いをケアするかをあらかじめ考えておくのは、お互いが脅威を感じず、安心して付き合っていくために必要なことです」 教育の重要性を強調するライト氏は、好奇心旺盛な人々にできるだけ多くのことを吸収してほしいと言う。「ノンモノガミーの傘下に入るさまざまな事象について、少し学んでみてください。その世界に実際に入るかどうか分からなくても、学んでほしいと思います」とライト氏。 「モノガミーに問題がないのと同じで、学ぶことにも害はありません。モノガミーが問題となるのは、それが唯一のオプションであると思い込み、自分の選択ではなくデフォルトで、モノガミーとしての人生を生きているときだけでしょう」 ※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。