さいたま新都心にイノベーション創出拠点「渋沢MIX」 埼玉県が開設へ
埼玉県は2025年夏、さいたま新都心駅前にジェイアール東日本都市開発が建設中の商業施設併設型複合賃貸住宅「ekism(エキスム)さいたま新都心」の5階にイノベーション創出拠点「渋沢MIX」(さいたま市大宮区吉敷町4)を開設する。(大宮経済新聞) 【写真】ジェイアール東日本都市開発の根本英紀代表取締役社長と大野元裕埼玉県知事(写真提供=埼玉県) 埼玉初となるイノベーション創出拠点となる同施設。これまで「渋沢栄一起業家サロン」の仮称でプロジェクトを進めてきたが、大野元裕埼玉県知事は11月19日の定例会見で、施設名を「渋沢MIX(シブサワミックス)」としてロゴや施設内観イメージを発表した。施設名には、「約500もの企業の創立に携わった埼玉県出身の偉人である渋沢栄一翁が、適切な人をマッチングすることで企業を成長に導いたことに倣い、人々が出会い・混ざり合い・つながることで新たなイノベーションが共創される場となる」という意味を込めたという。 さまざまな業種や規模の企業や起業家等の交流・マッチングによりイノベーションを創出する拠点として、「オープンイノベーションの創出・促進」「スタートアップの創出・成長支援」「イノベーションを担う人材の育成」の3つをコンセプトに、イノベーション創出のためのさまざまな取り組みを展開する。 施設面積は約465平方メートル。施設内には、コワーキングスペース、イベントスペース、ラウンジ、個別ブース(打合せスペース)、受付、情報掲示スペースなどを設ける。 同施設は、統括・トータルプロデュースを電通ライブが担い、施設構築を日展とテイクアーキテクツが、運営管理を電通イベントオペレーションズとコミュニティコムとアドリブワークスが担当する。
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