【東スポ杯2歳S】クロワデュノール久々も態勢整う 陣営は賞金加算を期待
<栗東トレセン> クロワデュノールはデビュー戦が圧巻の内容。好位から鮮やかに突き抜けて、評判の良血馬アルレッキーノに2馬身半差をつけた。6月の初陣以来、久々の実戦になるが、6日の栗東CWコースでは6ハロン79秒6-11秒5の好時計をマークし、態勢は整っている。登藤助手は「初戦は時計的にもいい勝ち方でした。夏休みを挟んで、体もひと回り大きくなって、背も伸びています。長くいい脚を使うのがセールスポイント。来年のクラシックに向けて賞金を加算したいですね」と期待を寄せた。 ジーティーマンの新馬戦は好位から抜け出すセンスのいい走りを披露。夏負けが響いて、間隔があいたが、小栗調教師は「今は元気いっぱいです。体は20キロくらい増えていますが、成長ぶんだと思います。ここで勝負になるようなら楽しみです」とうなずいた。 デルアヴァーの初戦は中団後方から鮮やかに差し切り。いい瞬発力を持っており、直線の長い東京でさらに持ち味が生きそうだ。松永幹調教師は「ここを目標に早めに戻しましたが、馬体がひと回り大きくなっています。素質は感じますので、相手は強くなりますが、楽しみです」と語った。 <美浦トレセン> プレシャスデイは今回と同じ東京芝9ハロンで未勝利V。ラスト3ハロン33秒5の切れ味で2馬身半抜け出した。「休み明けでしっかり勝ってくれたので上積みはある。夏を越して成長したし、ジョッキー(横山武騎手)も好感触を得てくれているみたいです」と白根助手は上り調子をアピール。