【MLB】佐々木朗希は「プロスペクト・ランキング全体トップ100の1位になる」と米公式サイトの記者が明言
23歳で海を渡ることになった佐々木朗希。稼働率の面では不安を残すものの、エース級のポテンシャルはすでに証明済みであり、日本のみならずアメリカでも大きな注目を集める存在となっている。では、実際に佐々木はプロスペクト(若手有望株)の1人としてどのような評価を受けているのか。米公式サイト「MLB.com」のジョナサン・メヨ記者は読者から寄せられた「佐々木をプロスペクトとして扱うなら、全体トップ100のリストのどこに入れますか?」との質問に回答している。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 米公式サイト「MLB.com」で主にプロスペクトの情報を担当するメヨ記者は「この質問については、2022年にも同じような質問が来ていた。要するに、日本の剛腕投手には以前から多くの関心が寄せられていたということだ」とコメント。「ポスティング制度によるメジャー移籍を目指すことが発表され、佐々木が2025年にアメリカに来る可能性が高まった」と付け加えた。 さらに「もし2025年に彼がアメリカに来るなら、2018年の大谷翔平と同じように、プロスペクトとして扱われるだろう。国際移籍選手の契約金に従って移籍することになるからだ。昨年の山本由伸はそうした理由でプロスペクト扱いにならなかった」と説明。「よって、佐々木は規定のイニング数に到達してプロスペクト・ランキングから卒業するまでのあいだ、短期間ではあるものの、プロスペクトとして扱われることになる」とした。 では、実際に佐々木をどのように評価するのか。メヨ記者は「彼は持ち前の100マイル超の速球に加え、打てそうにもないスプリッター、さらには素晴らしいスライダーを持ち、それらをストライクゾーンに投げ込む能力を持っている。そうした能力は彼を全体トップ100の1位に押し上げることになるだろう」と述べ、佐々木のメジャー移籍が正式に決まった場合、プロスペクト・ランキング全体トップ100の1位に置くことを明言した。 メヨ記者は「これは、現在のトップ3である3人の打者、ディラン・クルーズ、ウォーカー・ジェンキンス、ロマン・アンソニーを貶すわけではない。佐々木がそれほど優秀であるということだ」と補足。「現在32位のアンドリュー・ペインターも次回のランキング更新時には大きく順位を上げる予定であり、ジャクソン・ジョーブも含め、トップ5に3人の投手がランクインすることになるかもしれない」と付け加えた。 メヨ記者の回答から判断する限りでは、佐々木がメジャー全体のナンバーワン有望株として2025年シーズンの開幕を迎える可能性はかなり高そうだ。