早大FB矢崎由高が日本代表の貫禄見せる〝開幕4トライ〟 立大を57－6で退ける／関東対抗戦
関東大学ラグビー対抗戦（14日、立大6－57早大、駒沢）6年ぶりの対抗戦制覇を狙う早大が今季初戦で立大をノートライに抑える地力勝ち。日本代表に選ばれたFB矢崎由高が〝開幕4トライ〟を決めるなどチームを引っ張った。 前半の早大は立大の闘志にあおられる場面も目立ち、20分過ぎには5－6とリードを許す。早大が1トライを返して12－6と逆転した後の29分、敵陣での立大ボールのラインアウトを奪取すると右へ展開。HO佐藤健次主将のパスを受けた矢崎は、相手のタックルを強い足腰で外すと20メートル余りを走ってトライ。19－６に差を広げた。35分には矢崎のキックで50－22（自陣から敵陣22メートル内にバウンドさせてタッチに出すとマイボールラインアウトになる規則）を獲得し、そのラインアウトからさらに１トライを追加し26－6で前半を折り返した。 後半15分には、自陣からの左展開でパスを受けた矢崎が、そのまま相手守備を突破して65メートルを走り切るトライで33－6とした。矢崎は28分にも自陣でのCTB黒川和音のパントを中央付近で捕り、55メートル走ってトライ。35分には相手陣深くでのラックで、SH糸瀬真周からダイレクトにパスを受けてディフェンスを突破。チーム9トライのうち4トライを1人でマークした。
