もう悩まない! プランター夏の水やり&留守中の水やり
夏といえば、悩ましいのが水やりですよね。日中にしおれたら、水をやるべき? 旅行で留守にしたいけど、どうすればいい? など、夏は水やりのお悩みが多い季節です。誌面で紹介しきれなかった内容を紹介する「やさいの時間テキストこぼれ話」より、昨年反響を呼んだプランター野菜の水やりについて、再編集してお届け。 真夏の正しい水やりについてご紹介します。
「夏の水やりは早朝」が鉄則 葉がしおれた場合の判断は2パターン
プランターの水やりは、午前中の早い時間帯にするのが基本です。朝に水が切れていると、植物は蒸散や光合成ができなくなるからです。 真夏は水温が上がりすぎないよう、まだ気温が低い早朝、午前9時までに水をやりましょう。日中、気温が上がってから水をやると、土の中の水が温められて熱湯のようになり、根を傷めてしまいます。 朝に水をやったあと、日中に多少葉がしおれたという場合は、すぐに枯れてしまうわけではありません。慌てなくても大丈夫。気温が下がる夕方まで待ってから、もう一度水をやりましょう。 でも、水やりを忘れて水切れさせてしまい、葉がかなりしおれている場合は、すぐに水をやるのが得策です。夕方まで待つと枯れてしまうかもしれないので、時間帯にかかわらず、日中でも水をやりましょう。ただし、カンカン照りの下での水やりは逆効果。日陰に移動させてクールダウンし、霧吹きで周囲の湿度を上げてから、土にたっぷり水をやります。
葉がかなりしおれている場合、いきなり水をやっても吸収できない。新聞紙を巻いて霧吹きで水をかけるなどして周囲の湿度を上げ、まずは気孔を開かせることが大切。それから、土にたっぷり水をやるとよい。
夏に留守にするなら日陰に移動&アイテムを活用
夏に留守にするときは、プランターの野菜が水切れで枯れてしまわないか、心配になりますよね。でも数日間、留守にする程度なら大丈夫! ポイントは3つです。 ポイント① 土の表面をマルチングする アルミ箔やヤシの繊維、ヤシ殻チップなどで土の表面を覆うことで、土からの水分の蒸発を減らすことができます。土中の水分が保持され、水もちがよくなります。