トランプ政権EV関税、中国メーカー〝絶体絶命〟 トヨタは日本車は イーロン・マスク氏は優遇策「廃止」支持もテスラ「一強」で生き残り?
トランプ政権入りしたマスク氏も優遇策の恩恵を受けていたはずだが、優遇策の「廃止」を支持している。
渡瀬氏は「優遇策が廃止されてもテスラは〝一強〟として生き残る可能性が高いためだろう。ただ、トランプ氏には二枚舌な側面もある。マスク氏が手掛ける宇宙産業(スペースX)やSNS(X=旧ツイッター)とともにEVも米国の戦略産業として残しておきたい思惑もうかがえる」と指摘した。
国内勢では、トヨタ自動車が次世代EVの生産開始を27年半ばに遅らせる方向で調整している。同社は現在ハイブリッド車(HV)が好調だ。
前出の金田氏は「日本も欧州の外交や米国の次期政権の関税などの動向を見極める必要がある。今後、HVやエンジン車という〝お家芸〟が活路を見出せるかもしれない」と語った。