松中信彦氏、中日と契約を交わしコーチ就任「今は『やってやるぞ』という気持ち」「引退して8年、年々指導したい思いあった」
来季から中日のコーチングスタッフに入閣する松中信彦コーチ(50)が30日、名古屋市内の球団事務所を訪れ、球団と契約を交わした。契約後に会見に臨んだ松中コーチは意気込みを語った。 ◆初日から熱血…松中コーチ【写真】 松中コーチは「井上監督から話をもらって、びっくりした。引退して8年、年々指導したい思いはあったので、今は『やってやるぞ』という気持ち」と話した。現役時代に指導を仰いだソフトバンクの王貞治会長にも連絡して「頑張ってこい」と激励の言葉を受けたという。三冠王経験者は「バンテリンドームは今、日本で一番広い。そんな球場で長打が打てる打者、強い打球を打てる打者を育てたい」と意気込みを語った。 松中コーチは熊本県八代市出身。八代一高、新日本製鐵君津(現・日本製鉄かずさマジック)をへて、逆指名制度を利用して1997年ドラフト2位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。19年間の現役生活をホークスで過ごし、左の強打者として常勝軍団の主軸を務めた。2004年には打率3割5分8厘、44本塁打、120打点でプロ野球史上7人目、平成では唯一の三冠王に輝いた。 19年間で通算1780試合に出場して打率2割9分6厘、352本塁打、1168打点。首位打者、本塁打王を各2回、打点王、最高出塁率を各3回、最多安打1回。2000年、2004年にはパ・リーグMVPに輝いている。
中日スポーツ