香港で落馬事故発生…ロマンチックウォリアー主戦のマクドナルド騎手が開催7日間の騎乗停止処分
香港のシャティン競馬場で15日、落馬事故を発生させたとして、ジェームズ・マクドナルド騎手(32)が開催7日間の騎乗停止処分と6万香港ドル(約120万円)の罰金処分を受けた。 【写真】香港カップを制したロマンチックウォリアーとマクドナルド騎手 事故が起きたのは9R(芝1200メートル)の最終コーナー。スイフトアセンド(1着)に騎乗していたマクドナルド騎手が進路を求め、内から外へ馬を誘導すると、外を走っていたラッキーアークエンジェルを外へ押し出す格好となり、ラッキーアークエンジェルの背後を走っていたジョイフルハンターがつまずいて、激しく転倒することになった。ジョイフルハンターに騎乗していたライル・ヒューイットソン騎手は意識ははっきりしていたものの、治療のために病院へ搬送されている。 ロマンチックウォリアーの主戦騎手を務め、今年のロンジンワールドベストジョッキーに輝いたマクドナルド騎手(ニュージーランド出身、オーストラリア拠点)は自らの非を認めており、騎乗停止期間は今月26日から1月16日までの期間(開催7日間)。香港の地元紙「サウスチャイナモーニングポスト」電子版によると、マクドナルド騎手は来年1月19日のG1スチュワーズCでヴォイッジバブル(先日の香港マイル制覇)に騎乗予定となっているが、それ以前に予定しているオーストラリアの競馬には騎乗できないことになった。 落馬事故に遭ったヒューイットソン騎手(27)は南アフリカ出身で20年に短期免許で来日。ガロアクリークとのコンビでスプリングSを制し、コントレイルが勝った皐月賞で3着に導いている。21年香港スプリントの多重事故では骨盤骨折。今回はヒザとつま先を負傷していると、伝えられている。