「しっかりいい試合を見せようと」西武・渡辺久信監督代行、投打かみ合い快勝に納得顔 平日ナイターに2万超え、熱いファンに感謝
◆西武8―0日本ハム(9月30日、ベルーナドーム) 西武のルーキー左腕、先発の武内夏暉が8回無失点と好投。球団の新人の2桁勝利は2007年の岸孝之(現楽天)以来で左腕では初の快挙となった。打線も8点を奪い快勝を収めた。 ■これが勝負の世界…増田達至の最終登板【動画】 渡辺久信監督代行は「安定してしっかりと先頭打者を打ち取って、自分のペースで試合ができていた。本当いい形で点を取ってくれた。すごく余裕を持ってきょうは投げたと思います」とうなずいた。 武内は新人ながら体調不良に伴う一時的な離脱を除き、歴史的な不振に苦しんだチームの中で、先発ローテーションの中心の一人として奮闘し続けた。渡辺監督代行は「いやもう満点でしょうね」と手放しでたたえた。続けて「ずっとローテをしっかり守るってことはなかなかね、アマチュアから来てすぐには難しいとこなんですけど。自己管理とか体のケアとか、そこら辺もしっかり1年目にしてはちゃんとできていた。シーズンをしっかり全うしてくれた」と高く評価した。 平日のナイターゲームながら、ベルーナドームには2万4740人と大勢のファンが集った。それだけに渡辺監督代行は「やっぱりこういう状況の中でも毎日、こうたくさんのファンの方が応援してくれてるんでね。やっぱりきょう、明日しっかりいい試合を見せようという話はしてたんですけどね」とも明かした。前日9月29日のロッテ戦はミスが多発して敗戦を喫していただけに、一転した快勝劇に納得の表情だった。10月1日の日本ハム戦が今季の本拠地最終試合となる。
西日本新聞社