占い芸人として活躍中の、ますかた一真

　“会いに行ける占い芸人”ますかた一真（41）が話題だ。今年で5度目となる恒例の吉本興業芸人集団「大宮セブン」の運勢占いでは、過去にマヂカルラブリーの活躍を的中。他にも芸人の結婚や、プライベートで交流のあるサッカー日本代表DF板倉滉へ伝えたクラブ移籍のアドバイスなど、ますかたの導く方向で人生が好転する事例が続出。ネクストブレーク占い芸人とも言える、ますかたに話を聞いた。【取材・構成＝松尾幸之介】 　◇　　◇ 　もともとは5人組芸人グループ、エレファンツの一員として東京・ルミネtheよしもとで単独ライブも行うなど活躍していたが、2015年に解散。2018年に行われた吉本芸人対象の「占い芸人育成グランプリ」での優勝を機に本格的に西洋占星術やタロット占いなどに本格的に励み、メキメキと頭角を示し始めている。 　普段は劇場の特設ブースなどのほか、東京・原宿の占い館「塔里木（タリム）」で勤務することもあり、一般客の運勢も見ている。ますかたは「僕は霊感があるとかでもなく、日々勉強しながら占い師として活動してきました。塔里木にも自分で働きたいと思って行って受かって。テレビなどに出ている占い師の方はたくさんいると思いますが、なかなか一般の方も占ってもらえる人は少ないと思います。そうしたところは珍しいと思いますね」と語った。 　野田クリスタルのR－1グランプリ優勝前の的確なアドバイスや、独身芸人の結婚運勢を占うランキングで1位、2位としたコマンダンテ石井輝明とコットン西村真二がその後に相次いで結婚するなどし、芸人界では「あいつすごいな」と話題となった。当時ドイツのシャルケに所属していたサッカー日本代表DF板倉には移籍を勧め、その後、板倉は移籍先のボルシアMGで活躍。本人からも「ますかたさんの占いで背中を押された部分もあった」と感謝を伝えられた。 　占いでは生年月日と生まれた場所と時間などからその人の運勢を読み解いていく。客1人1人についてノートにびっしりと書き込まれており、「自分で自分を占うと、占いを始めた2018年が一番変化の年だったんですよね。それも当たっていました。板倉君に関しては去年ぐらいから彼が背負っていく時代が始まっていて、2026年がピーク。W杯でめちゃくちゃ活躍するか、もしくは電撃引退など、誰もが知っているような人になる年になると出ています」と語った。 　持ち味は「会いに行ける」距離感の近さと、芸人からイジられやすいことだという。「よく『ますかたはイジっていい占い師だ』と言われますね。もともとそういうキャラクターですし、そこそこ当たっているのにイジられる占い師ってあんまりいないんです。みんな芸人は『それ誰にでも言えるだろ』とか突っ込みたいんですけど気を使って言えない。僕は芸人としてみんなが笑ってくれていることも楽しいので、イジれる占い師なんだとみなさんに思っていただけたら」と力を込めた。 　今でも全国の「話題の占い師」のうわさを聞くと、実際に足を運んで占われてみるなど、勉強も欠かさない。恒例の大宮セブン占いも今年は大みそかに実施。「今年の年始に大宮セブンの運勢悪い人がいませんと言ったら、大宮セブンの映画ができたんです。なのでみなさん信じて下さい。大宮セブン、来年もすごいことになりそうです。いつもイジられてなかなかまともに話ができないんですけど、お客さまだけは聞いてくださったら」と呼びかけた。 　大宮ラクーンよしもと劇場で行われる「2025年大宮セブン運勢ランキング」は配信も行っており、FANYオンラインで、1月7日までチケットを購入して見ることができる。