「バタバタのトレードで…」西武・野村大樹が450万円増でサイン 外崎修汰コンバートの内野ポジション争い「誰よりも打ってアピール」
西武の野村大樹内野手(24)が3日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、450万円増の年俸1520万円(金額は推定)でサインした。 ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 今年7月にソフトバンクからトレード移籍。西武では一塁などで先発に起用されるなど57試合に出場して打率2割2分5厘をマーク。40安打、5本塁打、22打点は、2019年に東京・早実高からドラフト3位で入団したソフトバンクでの通算成績を上回る数字だった。 更改後の記者会見では「バタバタのトレードでライオンズにきましたけれど、球団が変わって気持ちも新たにできた。(成績は)数字的には納得いかない部分がある。来季はもっと打点を稼いで投手を楽にさせたいのでやるべきことが明確になった」と話した。 来季の目標には「1年間フル出場」を掲げた。ポジション争いについては「僕は守備や走塁より打撃が持ち味なので、誰よりも打ってアピールしたい。外崎さんが(二塁から)コンバートされると言われているので空いたポジションや一塁だったりを狙っていくようになると思う」と内野での定位置を目指す。 移籍後に一番苦しんだのはベルーナドームの夏場の暑さだったという。西武で初出場した7月7日のロッテ戦の第1打席で「暑さで目がけいれんしてボールが見えなかった」と明かし、その上で「ベルーナドームの暑さは次元が違った。夏場に体力が落ちないように体力アップを図り、ベルーナで1年間できるようにしたい」と暑さ対策の徹底を誓った。
西日本新聞社