12月に転落事故が最多の「用水路」 専門家は“死角”に注意を呼びかけ 転落防止のロープ設置など対策も
富山県立大学 星川圭介 教授 「12月はまだ積雪も少なくて水路のそばをわりと歩いてしまう。必然的に曲がるときに角に近付くということはあると思います。また暗いということとか寒いということもあって不用意な動作になりがちなのかなということも考えられる」 星川教授によりますと、2019年度からの5年間で、高齢者の転落死亡事故が最も多いのは日没が早くなる12月。その半数以上が夜に発生しています。 富山県立大学 星川圭介 教授 「家族の啓発もあるが、まずは自分で気をつけていただく。人が多く歩くところ街灯が少ないところに水路が目立つような仕掛け、地域の方の対策というのもあってもいい」 事故のリスクが高くなる12月。歩行者、とくに高齢者の行動特性を理解した、地域の対策が求められています。 星川教授によりますと、積雪が多くなる12月以降は除雪中の事故が多くなるといいます。あらかじめ道路と用水路の位置を確認しておくことや家族や住民に声をかけなるべく1人で除雪する機会を少なくすることが大切だと話しています。
チューリップテレビ
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