＜弔いのカタチ＞“推し”を祭る「推し壇」人気 徳川美術館の刀剣とのコラボ商品も
自分のイチオシの人物やキャラクターである「推し」を祭るための祭壇「推し壇」が人気を集めている。今月には徳川美術館（名古屋市）とのコラボレーション商品「推し壇－とくびぐみver.－」も数量限定で発売された。 【写真まとめ】推しを祭る「推し壇」 こう使われています 推し壇は、仏壇仏具製造販売大手の「はせがわ」が開発した。神棚をモチーフにした国産ヒノキづくりで、推しのグッズなどを飾ることができる。20色のLEDライトで、好みの色にライトアップも可能。2023年10月に販売を開始すると、予想を上回る反響で増産が決まり、海外向けの通販サイトでも取り扱われている。 今回のコラボ商品「とくびぐみ」は、徳川美術館が所蔵する刀剣の中で、特に人気の高い6振り（鯰尾藤四郎、後藤藤四郎、物吉貞宗、南泉一文字、本作長義、五月雨郷）の総称。背面にぴったりとはまるアクリルプレートには、刀剣の形と名がレーザー彫刻されている。 サイズは幅20センチ、高さ35センチ、奥行き11センチと、従来の推し壇（幅30センチ、高さ最大46センチ、奥行き15センチ）に比べて少しコンパクトになった。価格は9900円（税込み）。 コラボレーションは、ファッションビルのマルイを運営する丸井グループの発案で、はせがわは「『推し壇』との親和性を見いだしていただき、実現しました。日本の文化を継承していきたいという思いを持つ企業として、非常にありがたい機会をいただけた」としている。 今月22日までマルイのネット通販サイトで受注販売する。一定数に達すれば販売期間終了前に受け付けを締め切る。【杉田寿子】
