エゴサも活用! トレンドをつかんで賢く生き残れ!【里崎智也×五十嵐亮太のライフハックベースボール!】第29回
里崎智也×五十嵐亮太のライフハックベースボール! 日本を代表するレジェンドプレイヤーの2人が、野球からの学びをライフハックに翻訳、「生き抜く知恵」を惜しげもなく大公開。連載の第29回では、「マーケティング」に関する考え方に迫ります! ■クライアントやファンのニーズのつかみ方 ――前回は「できるか、できないか」ではなく、大切なのは「やるか、やらないか」という話題になりました。まず一歩踏み出してみると成功の確率が高いということでしたが、今週はそれをさらに深掘りしたいと思います。 里崎 前回の最後に「緊張と緩和」の例として、「主音声と副音声」の役割の違いを話したけど、僕が「ミスター副音声」と呼ばれるぐらい、その仕事が殺到した理由として、「きちんと視聴者のニーズをつかむことができた」ということが大きいと思うな。 五十嵐 それって、僕もいつも気になっていたんです。僕の場合、基本は「ウソはつかない」ということを意識しているし、「自分が楽しいと思うことをありのままに伝えたい」とは思っているんですけど、当然、テレビを見ている人や記事を読んでくれている人のニーズにも応えなきゃいけない。サトさんの場合、そのあたりのバランスはどのようにしているんですか? 里崎 もちろん、ファンの人が何を求めているのか、あるいはテレビ局やラジオ局、出版社や新聞社など、仕事をオファーしてくれる人たちが、僕に何を求めているのか、ある程度はリサーチしているよ。 五十嵐 この連載でも何度か話題になったけど、サトさんのエゴサーチ力はハンパないですからね。 里崎 エゴサもそうだけど、XなどのSNSの投稿を見て、どんなことがトレンドになっているのかをチェックしているし、ヤフコメを通じて「世間の人はこんな考えなんだな」って、ファンの人たちが発するコメントは注意深く見ているよ。 五十嵐 そこもまたサトさんの人知れず努力している点ですよね。本人は絶対に努力とは認めずに、「仕事だから必然のこと」って言うんだろうけど(笑)。 里崎 そう、これは努力じゃない(笑)。ここからはちょっと企業秘密なんだけど、「ライフハックベースボール」というタイトルがついている以上、僕なりの「ライフハック」をちょっとだけ紹介しようかな。 五十嵐 ぜひ、ぜひ教えてくださいよ。何か参考にできることがあれば、ぜひマネさせてもらいたいから。