“パニック安”から一夜明け買い殺到 日経平均「史上最大の乱高下」影響は?
そんな今、気を付けるべきことを証券会社の担当者に聞いてみると… 岩井コスモ証券・東京コールセンター長 本間大樹さん 「やはり中長期目線でご覧になっていただきたいのと、(乱高下で)不安心理というのはやっぱり大きくはなるが、一旦引いた目で落ち着いて対応された方がいい」 なぜここまでの乱高下となったのか。専門家は… 野村総研 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英さん 「昨日の株価暴落が世界の株式市場の大混乱を引き起こさなかった。少し市場の安心感につながった」 ただ、今後については… 野村総研 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英さん 「アメリカの景気悪化懸念はくすぶり続ける。そうすると、日本の市場も、きょうは戻っても完全に安定を取り戻すところまでは簡単にはいかないと思う」
そして、不安定な市場の動きが生活に影響するおそれもあるといいます。6日に発表された今年6月の「実質賃金」は27か月ぶりのプラスとなりましたが… 野村総研 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英さん 「金融情勢が悪くなるとか、アメリカの景気の先行きが悪くなるんじゃないかという見方になると、賃金をそんなに上げられないということになる。株に投資してない人も賃金の上がり方がまた鈍ってくる」 株価と円相場が急変する中、財務省、金融庁、日銀は緊急の会合を開催。財務省の三村財務官は会合後、「緊張感を持って冷静に何が起きているのか見極めていくことも大事だとの考えで一致した」と語り、今後も政府・日銀で連携していくと強調しました。