「鉄の女」と嫌われていても愛する人を守るため、運命に立ち向かう。強く美しいヒロインが活躍! 大逆転“痛快”異世界ファンタジー7選【書評】
小説投稿サイトから人気に火が付いた異世界ファンタジーは、今や数え切れないほどの作品数を誇る。そして最近は人間以外を主人公にしたり、奇抜な設定を盛り込んでみたり、工夫を凝らした作品も増えてきた。 【漫画】大逆転“痛快”異世界ファンタジー 7作品を読む だがしかし、以前から変わらず根強い人気を獲得しているのは、やはり強さと美しさを兼ね備えたヒロインの活躍が楽しめる物語だろう。どんなに不幸な境遇であっても決して諦めない……。そんな彼女たちのたくましさに心を掴まれる人は男女問わず多い。そこで、強く美しいヒロインたちの活躍を描いた異世界ファンタジー作品をご紹介していこう。 まとめ記事の目次 ●鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか? ●ループ10回目の公爵令嬢は王太子に溺愛されています ●最上級の聖女らしいですが、竜王様の花嫁にはなりません!~追放されたので薬師として第二の人生を謳歌します~ ●ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが ●もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです ●捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました ●結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!~私には好きと言ってくれない王太子様になぜか溺愛されているのですが!?~
鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか?
2度目の人生があったとしたら、多くの人は前世の失敗を取り戻そうとするはず。しかし、もし今世が思いも寄らないほど順調な人生だったとしたら……。そんな物語を描く『鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか?』のヒロインであるヴィクトリアは、「鉄の女」と呼ばれる冷静さでレナート公爵の秘書官を務めている。
しかし、ある日何者かに銃で狙われたレナートをかばって命を落としてしまい、目が覚めると12歳の頃に戻っていた。通常であればこの後に起こる悲劇を回避するために動き出す展開になりそうなものだが、ひと味違うのが同作の特徴。前世で処刑された家族を救うこと、そしてレナートへ迷惑をかけないことを誓って2度目の人生を歩み出すも、いくら経っても予想していた不幸が起こらなかったのだ。 まさかのイージーモードぶりに困惑するヴィクトリアは、やがて前世の自分に手を差し伸べてくれたレナートへの恋心を成就させようと決意する――。ヴィクトリアはとにかく健気で真っ直ぐな性格の持ち主で、彼女の生き様を見ていると応援したくなる気持ちが湧いてくるはず。無事にハッピーエンドを迎えられるのか、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。