古代に生まれた“幻の金属”を再現!?【“ダマスカススチール”ウオッチ】ジン、ヴァルドホフなど注目モデル3選
WALDHOFF(ヴァルドホフ)
コンチネンタル(オブシディアン) ストーヴァで時計師として働いていた経歴をもつマンフレッド・スタルクが2015年にドイツのフォルツハイムで創設した時計ブランド。本作は古代インドで発明され、シリアのダマスカスで製造技術が発展したダマスカス鋼からインスパイアされた鍛造鋼、ダマスカススチールを文字盤に採用している。 10角形のベゼルと8角形のミドルケースを組み合わせたケースとダマスカススチール文字盤が重厚な雰囲気を醸し出す。3時に24時間表示、9時位置にパワーリザーブインジケーターを配置したインパクトの強いデザインも印象的だ。
The Nishiogi(ザ・ニシオギ)
平城 白雲 2022年に西荻窪で創設された新興“国産ブランド。文化人に愛された歴史、高級住宅街と雑多なカルチャーが混在する文化風土など、同社が本拠地とする“西荻窪”からインスパイアされたコレクションを展開している。本作は地層のような文様が目を引く“ダマスカススチール”をケースに採用したザ・ニシオギの第5弾となる最新モデル。 ケース以外も随所にこだわりが詰まっており、縁起の良い紋様として古くから親しまれてきた“菊紋”を想起させる装飾が施された型押し文字盤、鎧兜などに使用された“印伝”ベルトなど、日本の工芸品を取り入れた意匠が、ダマスカススチールに負けない個性を主張している。文字盤12時位置に、さりげなくブランドロゴをレイアウトしているあたりに、ザ・ニシオギらしい遊び心が光る。
文◎Watch LIFE NEWS編集部