京都で「草間彌生」の大規模版画展が決定、約300点の圧巻スケールで
世界的前衛芸術家・草間彌生(1929~)の版画の世界を堪能できる展覧会が2025年春、「京都市京セラ美術館」(京都市左京区)でおこなわれる。 【写真】近年も精力的に活動、大型シルクスクリーン作品『愛はとこしえ』 「第45回ヴェネチア・ビエンナーレ」(1993年)において、日本を代表する作家として世界の舞台へ立った草間。その前段で積極的に版画制作に取り組んだことも、現在の評価につながる大きな原動力となった。 近年は、富士山を主題に浮世絵の木版画の技法を用いた連作や、モノクロームの大型シルクスクリーン作品『愛はとこしえ』シリーズなど、特徴的な作品を発表している草間。同展では、世界最大の草間コレクションを誇る草間彌生の故郷・長野県松本市にある「松本市美術館」が所蔵する版画作品から厳選した約300点を展示し、草間の版画芸術の魅力と軌跡を展観する。 展覧会の詳細は、2025年1月頃の発表を予定。版画展『松本市美術館所蔵 草間彌生 版画の世界―反復と増殖―』は「京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ」にて、2025年4月25日から9月7日までの開催。