「小さな高級車」がスポーティに進化 BMW新型1シリーズ、マイルドハイブリッド導入 10月発売へ
1シリーズが第4世代へ移行
BMWのコンパクトハッチバック「1シリーズ」の新世代モデルが登場した。2024年10月に発売予定で、日本も重要な販売地域であるとの認識を示している。 【写真】スポーティ性を高めた新型1シリーズ登場! 現行型との違いは?【BMW新型1シリーズ(F70)と現行(F40)を写真で比較】 (33枚) 6月5日、BMWは第4世代となる新型1シリーズ(F70)を公開した。デザインやエンジンを一新し、ブランド独自のスポーティなキャラクターを特徴とする。 外観上の最も大きな変更点はフロントマスクだ。現行型よりも低くスリムになり、シャープな印象を強めた。歯のようなキドニーグリルも変更され、最新の3シリーズに近いものとなった。斜めのスラットをあしらうなど、新しい試みも見られる。 リアエンドは従来のスタイルを踏襲しつつ、2分割式テールライトを新たに採用した。 こうした変更により、全長は42mm長い4361mmとなった。その他の寸法は、全幅1800mm、全高は25mm増加して1459mm、ホイールベース2670mmである。
Mモデルでは最高出力300ps
インテリアも見直し、20インチの曲面ディスプレイを採用。デジタル・インストゥルメント・ディスプレイとインフォテインメント・システムを統合し、最新世代の「OS9」によって制御する。 物理ボタンは大幅に削減され、クライメート・コントロールも含め、主要機能の操作はほとんどタッチスクリーンに移行した。 内装材もグレードアップし、Mスポーツ・モデルにはアルカンターラが用意される。新設計のシートは長距離走行での快適性が向上しているという。 日本仕様のボディカラーとしては現時点で、アルビンホワイトやMポルティマオブルーなど計8色の設定が確認できる。 最上位モデルの「M135 xドライブ」では、最高出力300psの4気筒ガソリンエンジンと7速DCTを搭載し、0-100km/h加速タイム4.9秒を誇る。トランク容量380Lで、後部座席を格納すると1200Lとなる。 ガソリンモデルの「120」では48Vマイルドハイブリッドの3気筒エンジンを搭載。最高出力170ps、0-100km/h加速は7.8秒。欧州WLTPサイクルの複合燃費は16.6~18.8km/lとされている。 ディーゼルの「120d」では、同じく48Vマイルドハイブリッドの4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、最高出力163ps 、0-100km/h加速7.9秒、複合燃費20.8~23.2km/lを達成する。 「118d」では最高出力150psの4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、0-100km/h加速8.3秒、複合燃費は19.2~21.7km/lとされる。 このうち、日本向けにはガソリンモデルの120とM135 xドライブが導入されるようだ。