教職員のなり手不足問題「自分の時間なさそう」「一般企業考えている友達結構いる」教育学部の学生と意見交換 教員の働き方改革(1)
およそ2時間にわたった意見交換で、学生の関心が高かったのは教員の「働き方」や「人事異動」についてでした。 学生: 「人生設計が立てづらいなと思っています。女性だったら出産とか結婚とかあると思うから、離島赴任の時期を自分で設定できるのであれば、それが一番かな」 学生: 「部活を外部指導にするという話はだいぶ前から出てると思うんですけど、今どうなってるのか?気になります」 県教委: 「部活動の指導はやりたい?」 学生: 「部活は中学生にとっては学校生活の一部だし、それに教員が積極的に関わっていくのは当然のことだとは思うんですけど、私生活にまで関わってくるところなので、考えていかないといけないところだとは思ってます」 ■長時間労働で不安 長崎大学教育学部の卒業生のうち、教職の道に進むのはおよそ8割。5人に1人は《他の進路》を選んでいます。教育実習で現場を見て一般企業への就職に考えを変える人もいます。 学生: 「長時間労働で大変だから、一般企業を考え始めている友達が結構いる。教員の働き方とかに不安を感じてる人がたくさんいるので、現状や改善に向けた動きなどを少しでも知る機会があったら」 山下室長: 「色々私たちがやっていても、それが学生になかなか届いていないということが分かりました。しっかり情報発信や魅力も発信して伝えていきたいなと思いました。どんどん若い方の意見を聞いていきたいと思っています」 「働きがい推進室」では、教職員離れを食い止めるため、若い教職員から直接意見を聞く機会も設けるなど、教育現場を維持していくための模索を続けています。 教員の働き方改革(2):学校が静まり返る日?教員の休養と生徒の自主性を両立『ひがしチャレンジデー』
長崎放送