『ライオンの隠れ家』第9話は「ちょっとだけ覚悟のいるビターな回」 松本Pが見どころを語る
柳楽優弥主演ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)第9話の放送に向けて、松本友香プロデューサーのコメントが公開された。 【写真】『ライオンの隠れ家』第9話先行カット(全12枚) 本作は、柳楽演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人と坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンスドラマ。 『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)や『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)シリーズの徳尾浩司と、今作が連続ドラマデビュー作となる新人・一戸慶乃が共同で脚本を手がけている。 柳楽、坂東のほか、齋藤飛鳥、佐藤大空(子役)、柿澤勇人 、入山法子、岡崎体育、尾崎匠海(INI)、平井まさあき(男性ブランコ)、森優作、桜井ユキ、岡山天音、でんでん、向井理、尾野真千子がキャストに名を連ねている。 松本プロデューサーは第9話について、「ちょっとだけ覚悟のいるビターな回かもしれません……」と意味深なコメントを寄せ、「でも絶対に言えることは、この回があってこその10話と最終話だということ。そこに向かうための大事な大事な回だということです!」と続け、「何が1番大切だと気づくか、大きくそういう感じのことへ想いを馳せて見ていただけると嬉しい回です」とメッセージを寄せた。 松本友香(プロデューサー)コメント 第8話撮影裏話 洸人とみっくんが、お別れするライオンのためにライオンが描かれた靴下を見つけて購入する商店のシーンの撮影中、その撮影現場の近くに住む、8歳の自閉スペクトラム症の男の子がこの番組のロケが行われていると聞きつけて、お母さんと見にきくれた日がありました。撮影している外で「みっくん頑張れー」と言ってくださってて、それに気づいた坂東さんがその少年に会いに外に出てきてくれました。 すると彼はすごく嬉しそうな表情をして、握手の手を伸ばした坂東さんと握手してくれたのですが、その様子が、3話の動物園でみっくんが美央と初めて会い、照れ臭そうに握手した姿とそっくりで、微笑ましい瞬間でした。また一緒に来ていたお母さんが「みっくんのこだわりや細かな仕草がうちの子とほんとのそっくりなんです! 本当に見ていてびっくりします!」とお話ししてくださり、他にもドラマの感想もまだ放送の序盤だったにも関わらずたくさん話してくださり、応援してくださり、スタッフキャスト共に心温まり、背中を押される時間となりました。またこの男の子の名前も洸人、美路人、愁人と似たようなお名前で、素敵な出会いに感動しました! 第9話見どころ&注目ポイント 前回、このドラマは全11話と発表しましたが、それを踏まえた今回の第9話は、ちょっとだけ覚悟のいるビターな回かもしれません……。でも絶対に言えることは、この回があってこその10話と最終話だということ。そこに向かうための大事な大事な回だということです! 具体的には話せませんが、人間、普通に生きてたらみんながみんな強くはないですし、困難に立ち向かうことには、必ず怖さや難しさ、自信のなさなど、自分自身との葛藤があるはずで、現実はヒーローのようにかっこよくいけないことの方が多い。そんな中でもどうもがくか、何が1番大切だと気づくか、大きくそういう感じのことへ想いを馳せて見ていただけると嬉しい回です。
リアルサウンド編集部