【ばんえい帯広競馬】１番人気のスーパーチヨコ独走V！ 世代牝馬の頂点へ突き進む【中日スポーツ杯紅バラ賞】
北海道・ばんえい帯広競馬の「中日スポーツ杯紅バラ賞」（4歳牝馬オープン）は21日、メイン11Rで行われ、単勝1番人気のスーパーチヨコ（牝4歳）が、第2障害を先頭で下りると後続に5秒9の差をつける独走V。目標であるクインカップ（BG3・11月10日）へ向けて弾みを付けた。2着に3番人気のミュウ、3着に2番人気のアバシリモミジが入った。 同世代の牝馬限定戦なら力が違う。貫禄を見せつけるスーパーチヨコの圧勝劇だった。前走は牡馬相手の重賞・銀河賞で3着。牝馬同士なら昨年暮れのばんえいオークス2着と断然の実績を引っ提げ、1番人気で臨んだ一戦。今回は最大20キロ差となる負担重量トップの670キロを背負ったが、全く不安材料にはならなかった。 「強かったですね。今回の相手なら負けられないと思っていました。負担重量も気にならなかったし、これで次に勢いがついた」と64歳の大ベテラン藤野俊一騎手（ばんえい・長部幸）は涼しい顔で振り返った。 次走はもちろん、牝馬限定の重賞・クインカップに向かう。不在だった長部幸師に代わって藤野俊は「次の開催は休ませて（クインカップに）向かいます。今年で引退が決まっている馬だし、何とか1つタイトルを取らせてやりたいです。手応え？ ありますよ」と胸を張った。 前哨戦を最高の形で飾ったスーパーチヨコ。世代牝馬の頂点へ向け、もう遮るものは何もない。
中日スポーツ
