「貴重な存在に」「チームに厚み」 米メディア、菅野智之のオリオールズ入りに注目
海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグへの移籍を目指していた巨人の菅野智之投手(35)がオリオールズと1年契約、年俸1300万ドル(約20億円)で契約合意したことを受け、米メディアからは「貴重な存在になる」といった声が出るなど、注目を集めている。 米大リーグ機構(MLB)の公式サイトは「菅野を先発ローテーションに入れるのか、ブルペンで起用するのかはまだ分からない」と起用法について明言は避けながらも、「彼は何らかの形で貴重な存在になるはずだ」と指摘した。 また、スポーツ専門局のESPN(電子版)は「最も成功した日本人投手の一人が、先発ローテーションを必要としているチームと結ばれた」としている。 米メディアのCBSスポーツ(電子版)は、「オリオールズがベテランの日本人投手と契約」といった見出しで菅野を取り上げた上で、「オリオールズにさらなる厚みと、潜在的な価値をもたらすだろう」と指摘した。 一方、AP通信は「菅野は1300万ドルの年俸に加え、いくつかのボーナスも受け取ることができる」として、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得した場合には10万ドル(約1530万円)、球宴に選出された場合は5万ドル(約770万円)の出来高がつくなど、契約内容の詳細を報じた。