巨人で内野の控えはもったいない? 他球団が「野球センスは凄い」と評する内野手は
序列をひっくり返せるか
中山が決して精彩を欠いたわけではない。開幕から最後まで一軍に帯同し、78試合出場で打率.239をマーク。打撃は成長の跡が見え、内野の守備も二塁、三塁、遊撃をこなした。高卒3年目の成績としては決して悪くない。だが、門脇が遊撃の定位置をつかむ活躍を見て悔しさは人一倍強かっただろう。 今季は内野で二塁だけレギュラーが固まっていない。出場機会を増やすためには攻守で吉川尚輝を超えるパフォーマンスが求められる。「社会人No.1遊撃手」の呼び声が高いドラフト4位の泉口友汰も強力なライバルとなるが、負けるわけにはいかない。高卒で同期入団の秋広優人は昨季121試合出場で打率.273、10本塁打、41打点とブレーク。中京大中京高で同学年の高橋宏斗(中日)もエースへの階段を上っている。中山も2月の春季キャンプ、3月のオープン戦から結果を出してチーム内の序列をひっくり返せるか。 写真=BBM
週刊ベースボール