限定の特別上映も!「ペルーを知る」映画祭開催で、旅心くすぐる食文化、暮らし、美しい風景を
南米ペルーの珠玉作を上映する「ペルー映画祭vol.2」が、1月27日から2月9日まで、群馬県前橋市の前橋シネマハウスで開かれる。昨年10月に東京でスタートした後、大阪、横浜、京都に続いて、前橋へも「ペルー映画」がやってくる。ペルーの美しい風景や遺跡、美食などを映像で楽しめば、旅心がくすぐられそうだ。
映画祭は2021年に続いて今回が2回目となる。主催はペルー映画配給を手がけるブエナワイカ。23年は日本とペルーが外交関係を樹立してから150年にあたる。 第2回映画祭で前橋のみ限定での特別上映となるのが、ドキュメンタリー映画「クッキング・アップ・ドリームス」で、初日の1月27日と最終日の2月9日に上映される。27日の上映後には、日本語字幕を担当した宇都宮大学のスエヨシアナ准教授によるトークイベントもある。 この作品は、アマゾン川流域、太平洋沿岸、アンデス山脈といった各地に暮らす人々から、ヨーロッパやアメリカに移り住んだ人々まで、さまざまなペルー人を取材。それぞれの生活や環境に順応しながら受け継がれている、「ペルーの食文化」の魅力に迫る。
2021年制作の「旅するエリスバン」は、同年のアカデミー賞国際長編映画賞選考にペルー代表として出品された作品。仕事を求めて同国南部の都市プノにある友人宅を訪ねた田舎の少年エリスバンは、図らずも路上生活を始めることになった。だが、雑多な仕事をして糊口をしのぐ日々の積み重ねが、やがて未来に希望をもたらす。日本での公開は『ペルー映画祭vol.2』が初めて。 上映は1月28日と2月5日。1月28日の上映後は地元群馬県の実業家でAizawa CorporationのCEOである相沢正雄さんのトークイベントがある。群馬県内、特に伊勢崎市は在日ペルー人が多く住んでいることで知られる、相沢さんはペルー生まれの日系3世で、今回の映画祭の前橋開催に多大な貢献をしている。 今回は、日本ペルー外交関係樹立150周年企画として、日本人監督がペルーと様々な形で関わる中で制作した映画も上映する。