地方最強牝馬スピーディキックは12・30東京シンデレラマイルを最後に引退 来年1月に引退式実施
埼玉県浦和競馬組合は3日、スピーディキック(牝5=浦和・藤原智)が12月30日に行われるSⅢ東京シンデレラマイル(大井1600メートル)を最後に引退すると発表した。2021年から3年連続でNARグランプリの表彰を受けている名牝は、26戦目で競走生活に終止符を打つ。 スピーディキックは21年6月にホッカイドウ競馬でデビュー。6戦目に中央馬相手のJpnⅢエーデルワイス賞を制した。同年秋に浦和競馬へ移籍すると、その初戦のSⅠ東京2歳優駿牝馬で優勝。NARグランプリの2歳最優秀牝馬に輝いた。22年にはSⅠ桜花賞、SⅠ東京プリンセス賞など重賞を5勝。この年は3歳最優秀牝馬を受賞した。23、24年は2年連続でJRAのGⅠフェブラリーSに出走。23年は6着と健闘した。この年は4歳以上最優秀牝馬に選出されるなど、ここまで重賞通算9勝を挙げ、〝地方最強牝馬〟の座を守り続けている。 ラストランの舞台となる東京シンデレラマイルは、22、23年に制した相性のいいレース。3連覇で引退の花道を飾ることができるか注目される。 引退後は繁殖入りの予定。年明けの1月10日には浦和競馬場で引退式が行われる。
東スポ競馬編集部