<前人未到に挑む・東海大福岡「選手紹介」>センバツに臨むメンバーの横顔/3 /福岡
◇昨秋18安打、攻守も光る 野上夕輔右翼手(1年) 1年生ながら昨秋の公式戦では長打6本を含む18安打。チームメートから「次も頼むぞ」と言われるのがうれしい。守備でも九州地区大会準々決勝の延岡学園(宮崎)戦で八回2死一、二塁のピンチから、相手の右前打を本塁に好返球し、走者を憤死させた。同大会前に右足首をケガしたが、リハビリ中に体幹とストレッチを強化した。中学時代は主戦で、左腕投手としての登板も期待される。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち (1)姪浜(2)180センチ、80キロ(3)左左(4).600 ◇叔父の分も甲子園で 西村壮投手(1年) 叔父西村豪さん(48)は、1993年にセンバツ初出場した東筑紫学園の主戦だったが、ケガで甲子園では登板できず、「叔父の分も自分が甲子園で投げたい」。昨秋の九州地区大会準決勝の明豊(大分)戦に先発し、5回2失点だった。冬は主戦・佐藤をライバル視し、おにぎりなど1日6食を食べて3カ月で8キロ増量した。得意球はチェンジアップ、スライダー。趣味は暇さえあれば寝ること。 (1)岡垣(2)177センチ、73キロ(3)右右(4).000 ◇制球力で主戦を支え 福田朝陽投手(2年) 制球力のあるリリーフとして、また昨秋の公式戦は遊撃手でも活躍した。父和也さん(49)や兄大和さん(21)、姉さくらさん(19)も東海大福岡(旧東海大五)の卒業生。大和さんは野球部だったが、コロナ禍で夏の大会が中止になった。投球練習前にゴムチューブを使ったストレッチを大事にする。「ピンチの時はテンポ良く打たせて取る投球で主戦の佐藤を支えたい」。 (1)福間東(2)175センチ、65キロ(3)右右(4)1.000 ◇冬に成長、捕手リーダー 入江龍喜捕手(2年) 捕手6人のリーダー。冬は練習後も一人で残って体幹や肩周りを中心に鍛え、「失速していた」という送球が向上してきた。光富拓海二塁手とは同郷で、小学生の時も同じチーム。同じ水巻南中学ながら所属チームは違ったが、キャッチボールをしていた。「手だけでなくて足も使え」など送球の基礎を教わった先輩捕手、岩崎元寿さん(3年)を「師匠」と慕う。将来の夢は消防士になること。 (1)水巻南(2)179センチ、78キロ(3)右右(4)―― ……………………………………………………………………………………………………… ※(1)出身中学(2)身長、体重(3)投打(4)打率 〔福岡都市圏版〕