Z世代の消費行動はどう変わった？…彼らが今、カートに入れているものを紹介しよう（海外）
アナリストのリアニ・ケニオンはZ世代 は伝統的な金融の節目よりも少額支出を選んでいると述べた。 【全画像をみる】Z世代の消費行動はどう変わった？…彼らが今、カートに入れているものを紹介しよう 経済的な不安定の中、若い消費者は収集品や自己表現に注目している。 彼らが今、カートに追加しているものを紹介していこう。 20代の若者たちは従来重視されてきた経済的な目標ではなく、より即効性のある満足感を求めてほしいものリストを埋めようとしている。 「家を買ったり家族を持ったりする代わりに、彼らはより手頃なアイテムに『マイクロ支出（micro-spending）』をしている」と、市場調査会社Canvas8の人類学者であり、Z世代の行動分析学者であるリアニ・ケニオン（Riani Kenyon）がBusiness Insiderに語った。 モーニング・コンサルト（Morning Consult）の最新 レポート によると、若い女性は人気アーティストのコンサートチケットに散財し、男性は新しいハイテク機器をいち早く試したがるという。このレポートを執筆したブランド・アナリストのエリン・ブリッグス（Ellyn Briggs）は、「Z世代は『大金を使う』世代であり、TikTokで話題になっている新しいアイテムに金をつぎ込むことを恐れていない」とBusiness Insiderに語っている。 実際、アメリカの24歳から38歳までの消費者は、すべての年齢層の中で最も自由に使える消費力があると、著名な実業家であるメレディス・ホイットニー（Meredith Whitney）は、アメリカン・エキスプレス（American Express）のデータを引用して、 フィナンシャル・タイムズ（FT）に寄稿した 。 その大きな理由のひとつは、多くのZ世代がまだ自分の実家で両親と同居しており、暖房費や保険料、光熱費などを「ほとんど支払っていない可能性が高い」からだと彼女は書いている。つまり、たとえ引っ越す余裕がなくても、 Z世代とミレニアル世代は消費し続けており 、経済を支える役割を果たしているのだという。 小物、トレンド、自己表現という3つの要素がZ世代に現金を使わせる原動力になっているようで、「アイデンティティやステータスの表現として機能すると同時に、経済的に不安定な世界での安心感を提供している」とケニオンは話している。
