【有馬記念】3歳馬アーバンシックいい雰囲気 3連勝でのグランプリ制覇を狙う
<美浦トレセン> 3歳馬アーバンシックはセントライト記念、菊花賞に続いて3連勝でのグランプリ制覇を狙う。全休日明けの火曜は坂路を4ハロン63秒5、同60秒8と2本駆け上がった。武井調教師は「1本目は前に馬がいない中でキャンターをおろして堂々と走れていたし、2本目は折り合いの確認で(僚馬の)後ろを追走して問題なく我慢できていた。日曜(15日)の動きも良かったし、前走同様にいい雰囲気です」と手応え十分だ。 米GⅠ・BCターフ2着からの帰国初戦となるローシャムパークは坂路を4ハロン61秒7で1本。「体調はいいです。BCの段階でコンディションが落ちなければ、次は有馬記念とぼんやりながら視野に入っていました。これくらいのレース間隔でも体はしぼんでいないし、むしろ張り、ツヤはいい。ただ、左右差がきつい部分があるので、あと1週間でケアして向かいたい」と田中博調教師。 史上初の8歳馬Vを目指す白毛馬ハヤヤッコは坂路で調整された。「順調。真面目にがんがんってタイプじゃないから、長く頑張れるのかな。オーナーの奥さんが前に誘導馬になれたらなんて言っていたけど、ソダシと同じで外国のメディアにも注目されるし、来年はひょっとしたら凱旋門賞とかも夢のある話だね。不思議な馬、楽しませる馬だよ」と国枝調教師。