小池都知事が記者会見11月1日(全文2)しっかり交渉しないと危ないと思った
バッハ会長とのやり取りをもっと具体的に
フジテレビ:フジテレビの小川です。バッハ会長とのやりとりについてなんですが、バッハ会長から今朝メールが、深夜の段階でメールが届いたというんですが、それまでどういった形でやりとりがあって、また知事は都民の思いというのをバッハさんにどういうふうにお伝えしてた、例えば何か世論調査ですとか、都庁に届いている声ですとか、知事ご自身が聞いた声とか、具体的にお願いします。 小池:バッハ会長については、常にコーツさんがこの東京大会の委員長でいらっしゃいますので、コーツさんに伝えることは、すなわちバッハさんと、会長とシェアされているというのが大前提でございます。よって、8割以上の方、都民の皆さんが反対の意見が来ていますよという、数字はこうですよ、そしてこれだけの沿道の商店街の皆さんが準備をしているんだといったことも含めて、逐一お伝えをしてまいりました。その点について、私はコーツさんにしてもバッハ会長にしても、ご理解をいただいているからこそ、今日の深夜のメールの中にもその思いはあふれていたと。バッハ会長の言葉の中にはそれがあふれていたと思っております。 また、この準備をしていただいてきた、また心待ちにしてきた、100万人を超すであろうと思われる、例えばマラソンの競技のところで、中には沿道でよく見えるコーヒーショップとか、お店屋さんの予約しておられた方、都の職員も中にはそういう方がいらっしゃるし、もっと言えばそれを見るためにマンションを買ったっていう人までいるんですね。1室を。そこの沿道が見えるからと。そういったこともあるわけで、その気持ちは、ただアスリートファーストの一言だけでというのを、その方々に説明するっていうのはなかなか大変であります。 そこを分かってくださいということで、都民の心情も含め、またどれぐらいお金を投じてきたかも含め、数値的なこと、心情的なこと、こういったことについてもお伝えをしてきました。