小池都知事が記者会見11月1日(全文2)しっかり交渉しないと危ないと思った
1日をタイムリミットにしていたのか
東京新聞:タイムリミットとしては、今日の11月1日ということで決定といいますか、されてたんですか。 小池:組織委員会の中には、もう1日ぐらい延ばしてもいいんじゃないですかなどということをおっしゃりながら、非常に困惑させられたこともありました。しかし、やはり大会の成功に持っていくためにはどうするのかということでしたので、最後の最後まで交渉を続けながら、タフではございましたけれども、相手はIOCの皆さん、結構、弁護士の方が多いわけですね。そういう中で積み重ねてやりとりをし、やはり大会は成功させなくてはいけないという思いは両方にございますので、そういう結果として今日の4者協議の場でのそれぞれの発言、そして確認事項に至ったということであります。
巡り巡って費用を負担せざるを得ない可能性は?
東京新聞:もう1つ。争点といいますか、争点になった費用負担の扱いについてお伺いします。今回、先ほど出していただいた確認事項、議論の到達点というような表現もあるようなんですけれども、新たな費用負担が発生した場合には東京都は負担しなくて良いと。これまでの支出済みの分についても東京都、検証の上、東京都に出させないケースもあるというふうにあるんですが、これはどのように担保していくのかというところで、こういった文字はありますけれども、札幌の競技の中で、競技そのものには負担しなくても、ほかのところの予算にしわ寄せがいって、最終的には巡り巡って、事実上、負担せざるを得ないというケースは想定されないというふうに受け止めてよろしいのかどうか。 小池:私はそのように理解をいたしております。あえてそっちのほうに向かっていこうということであるならば、ワンチームといっておりますけれども、そこが崩れてくるのではないでしょうか。 東京新聞:幹事社から最後。今のワンチームにも絡むんですが、今日の4者協議の中でもコーツ委員長から、おそらく謝罪といいますか、申し訳ないというような趣旨の発言はなかったように見受けられました。いろいろ混乱も招いた中で、そういった、最後までそういう姿勢がなかったこと、それから森会長から知事のほうに対しての連絡等がなかったプロセスも含めて、本当に今後わだかまりなくワンチームとしてやっていくことができるかどうか、その辺りのご認識をお願いします。 小池:バッハ会長からいただいたメールの中には提案もあり、また、都民の皆さんに対しての、訳し方ではありますけれども、十分に皆さんのお気持ちは分かりますというような表現があって、私はそれは、これまで私自身からもコーツさんを通じて、また、バッハさんに対してのいろんなメッセージなどが届いて、それに対しての言葉をお書きいだいたものと、このように考えております。 東京新聞:幹事社からは以上です。各社どうぞ、社名とお名前を名乗った上で質問をお願いいたします。各社どうぞ。