ジェノア指揮官にヴィエラ新監督が就任! “犬猿の仲”バロテッリとの関係性にクラブ会長は「幸せな共存を確信」 | セリエA
【欧州・海外サッカー 最新ニュース】ジェノアは現地時間11月20日、パトリック・ヴィエラ氏が新監督に就任したことをクラブ公式サイト上で発表した。 今季セリエAで下位に沈むジェノアが、今夏までストラスブールを率いたヴィエラ氏を新監督として迎え入れた。 今季のジェノアは開幕から低空飛行が続き、12試合を消化して2勝4分6敗の17位に低迷。降格圏内の18位・レッチェとは勝ち点「1」差と苦しい状況にある。この状況を受けて、クラブは現地時間11月19日にアルベルト・ジラルディーノ監督の解任を発表。解任発表時には後任人事などについて正式な通達はなかったが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が現地時間11月20日に自身の公式Xでヴィエラ氏の次期監督就任を伝えたことで、ジェノア新指揮官の決定が近いことが明らかとなった。 そして、ジェノアは現地時間11月20日にヴィエラ氏の新監督就任を正式発表。また、ロマーノ氏によると契約期間は2025-2026シーズン終了までとなり、ヴィエラ氏は同日午前中に正式契約を締結し、午後のトレーニングセッションからチームを率いることになる模様だ。 現役時代にフランス代表の中盤を支えたヴィエラ氏が指揮官としてジェノアに到来したなかで、にわかに注目を集めているのが同クラブに在籍している元イタリア代表FWマリオ・バロテッリとの関係性だ。両者はインテルとマンチェスター・シティでチームメイトだった間柄。だが、自由奔放な言動で数々の騒動を起こしたバロテッリに対してヴィエラ氏は度々苦言を呈しており、ヴィエラ氏がニースの指揮官に就任した際には、元々同クラブに所属していたバロテッリと激しく衝突した。ニースでの時間を終えた後も、両者の間にはしこりが残ったままの可能性がある。 イタリアメディア『フットボール・イタリア』が現地時間11月20日に伝えたところによると、ジェノアのアルベルト・ザングリッロ会長は両者の関係性について「マリオ(・バロテッリ)は聡明な人物であり、私たちの新監督(ヴィエラ監督)もそれは同じだ」とコメント。「彼らは私の前でハグをし、幸せに共存すると確信しているよ」と、“犬猿の仲”の両者が手を取り合って共闘する未来に期待した。