ルノーが「レトロな次世代EV」発売間近 右ハンドル車を英国で発見 約400万円から
生産地はフランス
インテリアは、デジタルとサステナビリティ(持続可能性)を重視したレイアウトを採用。10.0インチのインストゥルメント・ディスプレイとインフォテインメント・スクリーンは、アナログゲージを彷彿とさせる分厚いシュラウドで覆われている。 棚のように張り出したダッシュボード形状はラリーカーにインスパイアされたもので、デニムなど数種類のテキスタイルが用意されている。サステナビリティのため、レザー素材は使用していない。 こうした5 Eテック・エレクトリックの技術やデザインは、今年後半に発表予定の新型ルノー「4」にも引き継がれる見込みだ。また、2026年に発売予定の新型「トゥインゴ」でもアンペア・スモール・プラットフォームを使用するが、生産コストの削減とエネルギー効率の向上にさらに重点が置かれる。 5 Eテック・エレクトリックは2025年半ばから、フランス北部のエレクトリシティ工場で生産開始予定である。 電気モーターは、初代5や初代トゥインゴ、ルノー・エスタフェット、アルピーヌA110など数多くのモデルのエンジンを生産してきたクレオン工場で生産される。 バッテリーは、2025年半ばに開設するギガファクトリーで生産される予定だ。 ルノーによれば、これらのバッテリーのCO2排出量は2030年までに、ゾエのバッテリーよりも35%少なくなるという。 サプライヤーによる部品供給も工場から300km圏内の地域から行われ、輸送時のCO2排出量を抑えるとともに、5 Eテック・エレクトリックが「欧州製」であることをアピールする。
チャーリー・マーティン(執筆) 林汰久也(翻訳)