パナソニック コネクト CMOに聞いた「組織で活躍できるマーケター」になるための9冊!
┌────────── 吉井さんが市長になった当初、患者団体は16に分かれておりバラバラの方向を向いていたそうです。吉井さんはその団体1つ1つと膝を突き合わせて話をしてまとめあげ、水俣市の次の方向性として「環境都市」という道筋を示しました。水俣病という複雑な問題を抱えた地域において、志を立て、それを実現するために課題を解決し続け、改革を進めた実例として参考になります。サステナビリティの意識をこの当時から推進されていたのも注目です(山口さん) └──────────
新しい感覚、価値観を与えてくれる
山口さんは、部下が上司に助言をする「リバースメンタリング」を実施しているとのこと。定期的に新卒社員に最近やったこと、おもしろかったことなどを教えてもらっているそうだ。直接話すことで新しい世代の価値観を感じることができるという。その際、新卒社員の一人からオススメされたのが次の1冊だ。 ■ [8冊目] 『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(最果タヒ:著 リトル・モア:刊) ┌────────── この本は詩集で、著者の言葉の選び方、言葉の紡ぎ方の感覚が自分とは全然異なっていて、何か新しい世界観を彷彿とさせる現代アートのように感じました(山口さん) └────────── 次の本は、山口さんが10年以上前に読んで印象に残っているというSF作品だ。本には白い薄紙でカバーがされており、大切にされていることが伝わってきた。 ■ [9冊目] 『滅びの風』(栗本薫:著 早川書房:刊)
┌────────── ある日突然、日常が終わる。哲学的で、メメント・モリ(死を想え)という言葉を思い起こすような小説で、常に死を意識して生きよう、つまりは、生きている時間を大切にしよう、という気持ちになる小説で、読みやすいですが、深いなと感じる本です(山口さん) └──────────
SNSでさまざまな人と気軽につながる
最後に、書籍以外の情報ソースも聞いてみた。新聞などの情報もデジタルで読むことが多いという。