「2025年で40周年」の名作ロボットアニメ 『Zガンダム』のほかに2つ言える?
最終回で視聴者を驚かせたロボットアニメとは?
1985年10月から全38話が放送された『蒼き流星SPT レイズナー』は、谷口守泰氏主宰の制作会社「アニメアール」による、当時の頂点を極めた作画が大きな注目を集めた作品です。監督は『太陽の牙ダグラム』や『装甲騎兵ボトムズ』などを生み出した高橋良輔氏。主人公機である「SPT レイズナー」が自らの意思を持つAI(レイ/フォロン)を搭載しているのも特徴的で、舞台設定に東西諸国による冷戦を組み込んだことも相まって、リアル志向のロボットアニメとして当時の頂点に位置した作品とも言えます。 SF作品としても高度な展開が描かれましたが、2部からはまるで『北斗の拳』のような世界観へと移行。また諸事情あって放送が短縮され、最終回「歪む宇宙」は前話からストーリーが飛んだ展開が描かれ視聴者を驚かせました。その後、カットされたストーリーを補完したOVA「蒼き流星SPTレイズナー ACT-III 刻印2000」が発売されて無事に完結。ファンを安心させました。
早川清一朗