2022年が投げかけた難題|この週末に読みたい海外メディア記事9本|2022.12.17-12.23
2022‐2023年の激動はいかに歴史に位置づけられるのか(C)Suriyo/stock.adobe.com
今年もお疲れ様でした。今週は主要な海外メディアから「2022年」を総括しつつ「2023年」を占う政治・経済記事を厳選しました。ロシア・ウクライナ戦争によっていっそう深まった世界の分断やエネルギー・経済危機は、どのような試練となって来年に持ち越されるのか。フォーサイト編集部が年末に熟読したい記事9本、皆様もよろしければご一緒に。 What a Decade 2022 Was──これは、米「フォーリン・ポリシー」誌の週刊ニューズレター 「シチュエーション・リポート」 の最新12月22日号の見出しだ。「2022年とは、なんたる10年間だったか」という嘆き、あるいは驚きからは、安全保障担当の同誌ベテラン記者である筆者たち(ジャック・ディッチとロビー・グレイマー)にとってさえ、今年は1年の間に10年分の出来事が起きたように感じられる、異例な年だったことが伝わってくる。 英「エコノミスト」紙に12月20日付で登場した 「世界にとって2022年が意味したこと」 も、こんなふうに始まる。
本文:5,249文字
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フォーサイト編集部