「とりあえずpleaseを付ければOK!」は大間違い…相手に依頼するときのフレーズは?【ビジネス英会話のコツ】
相手に何かをお願いするときに「pleaseをつけましょう」と中学英語で習った人も多いのでは? 実はその言い方、英語圏では「~しなさい」という命令口調に聞こえてしまう場合も……。本記事では、ビジネス特化型オンライン英会話「Bizmates」を手掛ける伊藤日加氏の著書『会議・プレゼン・メール・雑談で失敗しない! シンプル・丁寧・効果的なビジネス英会話のコツ96』(あさ出版)より一部を抜粋・再編集して、ビジネスの場で使えるフレーズをご紹介します。
会議に早めに来るように同僚に頼みたいとき
あなたは社内会議の調整役です。同僚に開始時刻より少し早めに来てほしいとき、どんな声をかけますか。 BAD EXAMPLE A : Please come five minutes early to our meeting. 会議の5分前に来てください。 B : Ah, ... OK. ええ…わかりました。 GOOD EXAMPLE A : Some of us need to leave the meeting a little early. So, can you come five minutes early to our meeting? I would really appreciate it. 会議を少し早めに退出しなければならない人が何人かいるので、会議に5分早く来てもらえますか。そうしていただけると助かります。 B : Sure, no problem. もちろんです、問題ありません。 Biz Tip 人に何かを依頼するとき、文頭にpleaseを付ければ丁寧になると思っている人が多いのですが、実際には「~しなさい」という命令口調に聞こえてしまう場合があります。 言い方にもよりますが、たとえばPlease come five minutes early to our meeting.と言うと、有無を言わさず相手を従わせるようなニュアンスで伝わるリスクがあるのです。 この場合はpleaseを使う代わりに、「~してもらえますか」のように質問形式で依頼すると、相手を不快な気持ちにさせることなく、丁寧に意図を伝えることができます。次の流れに沿って話しましょう。 (1) 背景の情報を説明する。 (2) 質問形式で依頼する。 (3) 感謝の気持ちを伝える。 OTHER EXAMPLES ・Could I ask you to come five minutes early to our meeting? 会議に5分早く来てもらうようお願いできますか。 ・Do you mind coming five minutes early to our meeting? 会議に5分早く来ていただけませんか。 ・Is it OK to ask you to come five minutes early to our meeting? 会議に5分早く来てもらうようにお願いしても大丈夫ですか。
伊藤 日加