日本の「焼き鳥」を外国人がみんな大好きな深イイ理由とは?
イタリア生まれのフード&ライフスタイルライター、マッシさん。世界が急速に繋がって、広い視野が求められるこの時代に、日本人とはちょっと違う視点で日本と世界の食に関する文化や習慣、メニューなどについて考える企画です。
好きなタイミングで好きなものを焼いてくれる「焼き鳥屋」は最高!
食材をひと口サイズに切って何個かを並べて串に刺す……といえば、日本の食文化を代表する「焼き鳥」のイメージしか浮かばない。想像しただけですでにヨダレが出ているよ。不思議なことに、鶏肉の味を知っているはずなのに口に運んだ瞬間、この旨味はどこに隠れていたんだろうと思いながら、追加注文しがちだよね? 炭火でじっくりと焼き上げられた鶏肉は、芳ばしい香りとジューシーな味わいで多くの人を虜にする。特に最近は外国人観光客の間でも人気になっていて、日本の街角で焼き鳥屋に外国人を見かける光景はもはや珍しくはない。 イタリアではスピエディーノ(spiedino)という串焼きの料理が何種類かあるけど、日本の焼き鳥に似ているようで全然似ていない! どこが違うかというと、お肉の塊が大きくてその間に野菜も刺してある。一本食べれば「はい、ごちそうさまです!」と言って、しばらくお腹が減らないのよ。 だから日本の焼き鳥は最高だよ! 食べてもおかわりしても無性に食べたくなる気持ちは分かるよね? 自分の目の前で焼かれて、鶏のすべての部位もあって、野菜とか牛肉とか好きなタイミングで好きなものを焼いてくれて、僕みたいな食いしん坊にとっては憧れの一つだと思う。焼き鳥屋さんの空間は、日本独特だ!
シンプルな調理法でありながら、その味わい深さは魔法のようだ!
日本の焼き鳥はなぜこれほどまでに世界中で愛されているのか気になるよね。日本人にとって日本料理の一つとして当たり前になっているかもしれないけど、その理由を探るべく、様々な角度から考えてみない? この記事を読んだ後に焼き鳥がもっと好きになるかもよ? 未だに焼き鳥に驚いているのは、鶏肉に塩やタレを塗って焼くというシンプルな調理法でありながら、その味わい深さ! まるで魔法のようだ。炭火でじっくりと焼き上げることで、鶏肉の旨みが凝縮されて、外は香ばしく中はジューシーな食感を楽しめる。そして、お酒にもよく合ってビールもワインも楽しめるからいい食文化だ。このシンプルな調理法と奥深い味わいのバランスが、多くの人々の心を掴んでいるんだろうな。 食材の多様性もすごい! 焼き鳥に使用される食材は鶏肉だけでなく、ねぎ、ししとう、ベーコンなど、実に様々だよね。これらの食材は季節によって変わるから、いつ食べても飽きることがないし逆にワクワク感が止まらない。それぞれの食材の持つ風味と焼き鳥のタレが絶妙にマッチして、新しい発見をもたらしてくれる。この気持ち、分かる? さっきも書いたけど、鶏肉のすべての部位を頼むのができるのが本当にすごいと思う。想像で食べづらい部位を、勇気を出して食べてみたら最高に美味しくてやめられない時もある。苦手なものが数秒で好きになれるなんて、夢なのか現実なのか分からなくなるよ。