子どもが「小学校で開かれるプール」でなく「民間のプール」に行きたいと言っています。「民間のプール」だとどれぐらいお金がかかるのでしょうか?
夏場は学校でプールの授業があり、それを楽しみにしているお子様も多いでしょう。しかし学校のプールはレジャープールと違って、アトラクションの類がありません。ただ泳ぐだけであれば、学校のプールでも十分ですが、お子様によっては「もっと遊べるところがいい」と、民間のプールに行きたがるでしょう。 今回は、小学校プールと民間プールの違いや費用相場について解説します。
小学校プールと市民・民間プールの違いとは?
小学校のプールと市民、民間プールの主な違いは、衛生、設備、監視の3点にあると考えられます。まず衛生面ですが、小学校の屋外プールは夏場だけ開くものがほとんどで、秋~春の時期は清掃を行わないケースが多いため、プールが汚れているものです。 汚れた状態のプールを教職員や生徒が清掃して再使用しているため、衛生面で懸念を抱く方もいるかもしれません。一方、民間のプールは専門業者が清掃を行っているため、衛生管理が行き届いています。 次に設備ですが、民間のプールの一部では、ウォータースライダーや流れるプールなど楽しい設備が多数設置されています。お子様の気持ちとしては、ただ泳ぐだけの一般的なプールより、遊べるスポットの多いレジャープールに行きたくなるのは仕方のないことでしょう。 最後に監視面を比較します。民間のプールではプロのコーチが常にプールの使用状況を監視しているため、万が一溺れる方がいれば真っ先に駆けつけて介抱してくれます。一方、小学校の場合は体育教師をはじめとする学校の先生が監視を行うため、一定の講習は受けていても、プロの監視員よりレベルは劣るでしょう。 このように、小学校のプールと民間のプールを比較した場合、子供の安全や楽しさの面で、民間のほうに分があります。 ■市民・民間プールの費用相場 民間のプールと一口にいっても、市民プールとウォーターパークとでは、施設の充実度や費用の面で大きな違いがあります。一般的に市民プールの費用相場は、大人で400~700円程度、中学生以下のお子様で200~300円程度です。 市民プールのメリットは主にその料金の安さにあります。ウォーターパークやレジャー系のプールだと1回の利用で1000円以上かかることも珍しくありませんが、市民プールであればお子様なら200~300円程度の費用で利用可能です。 一方、市民プールのデメリットとして挙げられるのは、お子様だけでなく大人の方も同時に利用している点です。市民プールの場合は遊泳目的に応じてレーンが分けられ、民間プールの場合は大人数の大人とほかのお子さまたちで混雑します。どちらにしても、安心できる年齢までは大人の引率が必要でしょう。 ■ウォーターパーク・レジャープールの費用相場 ウォーターパークやレジャープールの費用は場所によって価格帯が大幅に異なります。 表1は、全国のウォーターパーク・レジャープールの料金です。 表1