数千回もバギーズを洗濯した結果。「パタゴニア」スタッフ私物から耐久性の真相を検証
パタゴニアのアイテムは耐久性が高い。実際にリペアを繰り返し、製品によっては10年、20年と使っているのが、ほかでもない同社で働くスタッフたちだ。 ▶︎すべての写真を見る とはいえ、どこまで長く着られるのか? 機能性はそのままなのか……?
「本当のところどうなの?」と質問ぶつけるべく、パタゴニア東京・渋谷ストアを訪れた。ストアマネージャーの成田さんに、夏場に愛用しているアイテムを紹介してもらいながら、その真相を探る。
6年間愛用したバギーズも「ほんの毛羽立ちくらい」
夏にとにかく出番が多いという成田さんの愛用品が、「バギーズ・ショーツ」「キャプリーン・クール・メリノ」 「フーディニ・ジャケット」の3つ。どれもアップデートを繰り返し、いまも販売されているパタゴニアの看板商品だ。 こちらのバギーズは5インチのイエローで、6年ものだという。 「バギーズ・ショーツの5インチは、夏を快適に過ごせるアイテムのひとつです。これはトレイルランニングの仲間と色を合わせて約6年前に買ったもの。もう何千回と洗濯して着ています」(成田さん、以下同)。
「廃漁網からできた丈夫なリサイクルナイロンを使っているので破れにくく、とにかく頑丈です。6年使い続けても、少し毛羽立ってるくらいですね。バギーズはとにかく多用性があるので、夏の出番はとても多いですよ」。
10年使っても傷は1カ所!「パッチを貼ればまた着られる」
薄着で過ごしたい夏ではあるが、クーラーの冷たい風や強い日差しから守ってくれる薄手の長袖こそ、この時季のマストアイテムである。
「このフーディニは、2013年か2014年のモデルなので約10年選手ですね。使用回数でいうと、これも千回単位になるかな。リップストップという丈夫なリサイクルナイロンを使っているので耐久性が高いです。 それだけ着用と洗濯を繰り返しているのに、1カ所に裂け目が入っただけなんです。こうやって上からパッチを貼って、今でも使っていますよ」。
「パッカブル仕様でコンパクトに収納できるし、100gと超軽量なので、普段から鞄に入れて持ち歩いてます。気温が下がる肌寒い夜はもちろん、冷房が効きすぎた室内で使うと体温が奪われないので、この季節はすごく重宝します」。