暗号資産ビットバンク社長、来年半ばのIPO目指す-上場なら国内初
(ブルームバーグ): 暗号資産交換業者ビットバンクの廣末紀之社長は9日、来年半ばをめどに東京証券取引所への新規株式公開(IPO)を目指す考えを示した。
同日開催したオンラインウェビナーで記者の質問に答えた。「IPOのタイミングとしては来年中にやりたいなと思っている」として、より具体的には「真ん中ぐらい」と述べた。国内で暗号資産交換業者が上場すれば初のケースとなり、業界全体の社会的信用が高まると指摘した。
ビットバンクの株主(6月末時点)は、廣末社長が約31%、MIXIが約27%、セレスが約23%。MIXIやセレスは7月、持ち分法適用会社であるビットバンクが東証へのIPOに向けて準備を行っていると発表していたが、時期については未定としていた。
廣末社長は上場によって得た資金を、規制対応やデリバティブ取引などの新サービスの開始、人工知能(AI)などの技術関連投資に使いたいとの考えも示した。
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Takashi Nakamichi