「名古屋ではヤクザ2世と半グレ2世が抗争」「大阪では半グレが群雄割拠」…恐ろしすぎる令和ヤンキーの「裏事情」
粗にして野だが、卑ではない――。そんな古のヤンキーは絶滅してしまい、いまやバイクどころか強盗や詐欺などの犯罪に走っている始末。実は、彼らの凶行の背後には、恐るべき「後ろ盾」の存在があった。 【写真】「名古屋ではヤクザ2世と半グレ2世が抗争」…恐ろしすぎるヤンキー事情 前編記事『【衝撃】「小学校1年生から酒浸り」「川崎では喧嘩無双」…令和ヤンキーの「ヤバすぎる暴露」』より続く
15歳でタタキをする子も
かつて数々の有名暴走族が跋扈していた東京・八王子でも同じようなエピソードが出てきた。 八王子駅から4kmほど離れた秋川街道沿いのコンビニ前で、改造バイクに跨っていた23歳の男はこう解説する。 「ここら辺のワルは、コルク狩りや警察をおちょくって無免(無免許運転)で逃げる『ポリ撒き』でよく遊んでいますね。なかでも八王子にある中野団地で生まれ育った人間は不良として名が売れているのが多かったです。 かつて自分は旧車會に入っていましたが、今はバイクチームを作って活動しています。峠とか高速とか関係なく、160キロ以上のスピードで走るのが快感なんですよね」 練馬と八王子のヤンキーの共通点は、団地出身のヤンキーが地元を暴走し、警察に対して挑発行為を繰り返していることだ。東京の暴走族事情について、川崎の地元関係者がこう語る。 「練馬や八王子より川崎はケツモチの影響力が圧倒的に大きい。管理が厳しすぎるため、チームも減ってきています。 ただ、その代わりに水面下でタタキ(強盗)や特殊詐欺といった凶悪性の高い犯罪に手を染めている少年が増えている。いずれ東京も同じ状況になるかもしれません」 この関係者は、ケツモチの影響力が大きい地域として、大阪のミナミ(難波駅付近)を挙げた。 「大阪のヤンキーはカネ回りの良い半グレに憧れています。そして当の半グレはヤンキーを取り込むスキームを作っている。 まず不良グループの中から賢そうな一人を見繕って、十分なカネを与える。すると周囲はそいつに憧れ始めるので、『こうなりたかったら仕事を手伝ってくれ』とお願いする。たとえばタタキや特殊詐欺の前金として10万円を渡しただけで簡単にやるんです。いまや15歳でタタキをする子もいますよ」(大阪の事情通)